山口県周南市の整体 四ツ星整体院(自然正体療法) の日記
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頸椎(首)のゆがみからくる肩甲骨付近の痛みの治療例(30代女性)
2016.05.08
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この女性は最初は首の痛みで来られたのではなく、背中が痛い、特に右の肩甲骨側が痛くて椅子に腰かけ背もたれにもたれると痛くなるとのこと。
まずは肩周辺の筋肉の緊張や関節の歪み、胸椎の歪みからの神経の圧迫、もちろん首の方も疑って施術をしました。一通り全身の施術をしても痛みが少しも変わらなかったので、もう一度痛みがある体制にしてもらい、一つ一つ検査をしてみると、首を触れ背中が痛む体制になってもらったときに痛みがとれたので、頸椎(首の骨)の歪みにより神経の圧迫と疑い、施術方法を変えてもう一度行ってみると、背中の痛みは半分以上痛みは良くなりました。
痛みが半分以上引いたので、無理をせずにこの日の施術は終わり、次は1週間後に来られました。
様子を伺うと、ほとんど良くはなったけれど、まだ少し頭を前に倒したら痛みがあったとのこと。早速、自然正体独自の基幹の型をした後、頸椎の施術を終えると、頭を前に倒しても、椅子に腰掛け、背もたれにすがっても首も背中の痛みはなくなっていました。
その時に痛みが消えても、筋肉がしっかり緩んで安定するまで痛みがまた出る場合がありますが、何度か施術を繰り返すと、身体がリラックスした状態を覚え、痛みが出なくなります。
痛みや不快感は身体が間違った状態を覚えてしまっているため、身体に正しい状態を繰り返し覚えさせていくことが、リバウンドをせず、完全に治す秘訣です。
この患者さんのように、頸椎の圧迫の痛みが違う所に感じるケースもあります。
同じような症状で心当たりがある方は、もしかしたら頸椎の圧迫からくる痛みかもしれません。
痛みがある所に原因がある場合と、原因が違う所にある場合があります。動作を伴い、全身の筋肉の状態、歪みの有無、関節の可動域などを調べていくと分かっていきます。
病院ではなかなか全身を触れながら細かく検査してもらうことが難しいので、こういった場所で違う角度で診ていくことが役立つ時もあります。
レントゲンやCTなどの機械を使った検査が必要な場合と、人の手の感触で触れて調べるほうが良い場合と、症状によって変わってきます。
気になる方は一度ご来院頂き、全身の状態を検査してみられると良いでしょう。
院長 中村達也