山口県周南市の整体 四ツ星整体院(自然正体療法) の日記
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健康の要 「呼吸」
2014.07.09
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台風が弱まって、無事に通り過ぎてくれるといいですね!
こういう時は身体の痛みが出やすいですから、無理をしないように(^^)
先日の毎日新聞「ふれあい毎日」の当院の連載記事でもご紹介しましたが、
私達が毎日毎日繰り返す「呼吸」についてお話します。
私達は、生まれた瞬間から死ぬまで、ずっと呼吸をし続けます。
つまり、生きていくには「呼吸」をしなくてはいけないのです。
それだけ「呼吸」は健康に生きるためには大切なものです。
でも、私達はこの大切な「呼吸」をあまり意識せず、ほとんどの場合「無意識」にしています。
健康な時は無意識な状態で大丈夫ですが、体調が悪い時は「意識して呼吸する」ことで、
自律神経を落ち着かせ、非常に体を元気にしてくれます。
人間は「息を吐く」と副交感神経が働き、筋肉などを緩めリラックスさせます。
反対に「息を吸う」と交感神経が働き、筋肉などを緊張させ動きに備えます。
こうして呼吸によって、常に体を緩めたり緊張させたりしてバランスを取っています。
激しい運動をし続けたり精神的緊張が続くと、交感神経の方が優位になりすぎ、身体が緊張したまま緩まなくなってしまいます。
これが、疲労や痛み、神経の高ぶりなどを引き起こし、不調が続くようになります。
スポーツの後、仕事の後、大変な出来事があった後などは、しっかり意識して身体を休めることが大切で、特にゆっくり深呼吸をして意識的に身体をリラックスさせ、呼吸を整えることが回復を早めます。
身体はどんな時も、自ら正常な状態に戻ろうとします。
身体は常に治りたがっています。
自然正体法は痛みや緊張を無理なく改善するために、この呼吸を非常に重視し、「吐く息」「吸う息」それぞれに合わせてゆっくり動かしたり牽引したり、持った手や脚を置く時にも、この呼吸の状態をよく見て、タイミングに合わせてそっと丁寧に動かします。
呼吸を無視して無理やり力で矯正しようとすると、後に余計に症状を悪化させます。
私達、自然正体師はこの呼吸に合わせて優しく自然なリズムで手法を使うことを、何度も何度も練習してきました。私は正体院を開くまでに約4年近く練習しました^_^;
治療中は常に患者さんの呼吸を見ています。呼吸の状態でも、その人の健康状態がわかります。
普段から、時々意識してゆっくり「深呼吸」をする習慣をつけてくださいね!