山口県周南市の整体 四ツ星整体院(自然正体療法) の日記
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長引く腰痛をちゃんと治すには
2015.01.27
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最近、腰痛がひどくて動けなくなっている患者さんがよく来られますので、腰痛についてお話しておきます。以前、腰痛はストレスが原因というお話はしました。まだご覧になっていない人は1月15日の日記「腰痛はストレス、疲労の蓄積、感情を抑えているサイン」というのを読んでみてください。
腰痛は同じ姿勢でずっとお仕事する人、例えば運転手、デスクワーク、美容師のお仕事などずっと立ちっぱなしの人、看護師、介護士、工場で作業される人などに多く症状が見られます。
また産後、骨盤が上手く戻らなかったり、大きいお腹を長く抱えていたお母さんなどにもひどく症状が出る場合があります。
また、前かがみで作業をする人、重たい荷物を運ぶ人なども、痛みが出やすいです。
またスポーツで無理にトレーニングすると痛めます。
あと、意外にも、動かない人、よく寝転がって過ごす人、寝ている時間が長い人(寝たきりで過ごさなくてはならない人はもちろんです)も腰痛を引き起こします。
それと、お腹が出ている人、太り気味の人も、腰の負担は大きいです。
原因は主に筋肉の疲労と緊張。
そういう人は必ず、腰回りの筋肉が硬くなっています。筋肉が緊張した状態を続けると、周りを圧迫し、骨を歪ませ、それが神経を圧迫し始め、痛みやヘルニアなどを引き起こします。
股関節の可動が悪い人も腰痛になりやすいです。
シップや鎮痛剤は痛みを紛らわすものなので、それで腰痛が治ることはまずないでしょう。
あまり長く痛みがある状態を放置すると、腰回りの筋肉の緊張をほどくのにも時間がかかります。
しかし、すでに長引いているものは、無理なくゆっくりほどいていくしかないのです。
ほどいても、脳が記憶していますし、生活や姿勢が変わらなければ、またリバウンドします。
でも、何度も正しい状態を覚え直させることで、段々正常な状態へ自ら戻っていくようになります。
ぎっくり腰も癖になるといいますが、これは結局、腰回りの筋肉がしっかりと緩まないと、いったん良くなってもまた同じ状態になってしまうからです。
あと、絶対に忘れてはならないのが、ストレス。
心と身体は絶対に繋がっていますから、心に身体が反応するのは確かです。
精神的にも疲れている人は、ヒーリング整体がお勧めです。
一時的な疲労が原因の場合は自然正体法をあまり間を空けずに受けてみてください。
普段、あまり動かない人、使う筋肉が限られている人は、腰痛に限らず、様々な痛みを引き起こす可能性が高くなりますので、予防に月に一度は全身の筋肉や骨格の歪みを検査し調整していくと良いと思います。
筋肉は使わないと衰えていきます。ちょっとの事で痛めてしまうようになります。
動かしましょう!
調子が良くなったら、必ず無理のない程度に運動をして、良い筋肉をつけていくことを忘れてはいけません。しっかりと骨格を支え、痛みのない身体へ育てていくことが大切で、再発を防ぎます。
繰り返さないようにしていくことが何より大事なんです。姿勢にも気をつけ、長時間同じ姿勢が続いたら、必ず休む、ストレッチする、定期的にプロのメンテナンスを受けるなど、ご自分で気をつけていかれると良いでしょう。
成長期のお子さんにも腰痛は見られます。
骨格が成長する際、痛みを伴ったり、また長時間座って勉強するのは腰に負担がかかります。
今の子供は正座をしないため、同じ姿勢でずっと座っていることが苦痛で、痛みを感じる子も多いのです。
子供だからといって、腰痛、肩こり、首の痛みなどをそのまま放置しないでください。精神面、学力、スポーツなど様々な面で表れます。
痛みがある時は、まず痛みが無くなるまでちゃんと治療してください。
院長 中村達也