山口県周南市の整体 四ツ星整体院(自然正体療法) の日記
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拮抗筋(きっこうきん)
2015.02.09
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毎日とても寒いですが、いかがお過ごしですか?こういう日は、筋肉も関節も硬くなりやすいので、体を痛めやすくなります。なので、時間がある時はゆっくり時間をかけ、ストレッチをして筋肉を伸ばしたり、あまり熱くないお風呂にゆっくりつかってくださいね😃
今回は拮抗筋(きっこうきん)についてお話ししましょう。
私の正体院にお越しになる患者さんの体が痛む原因として、
使いすぎた体の筋肉が疲労と緊張で筋肉の血行が悪くなり、筋肉が硬く縮み、筋肉の痛みを感じたり、付着している骨を歪ませ神経を圧迫したり、関節の噛み合わせを悪くして痛みを感じるということが挙げられます。
ここで拮抗筋というのを知っておいてほしいのです。
拮抗というのは、実力がほとんど同じで勝つか負けるか分からない状態をいい、私達人間の運動する筋肉は骨をはさんで、こういう働きをします。
本来、人の身体の筋肉は押すことが出来ず、引っ張る力しかないのです。
例えば、腕を曲げる動作を考えてみましょう。
腕を引き寄せ曲げる時は、腕の内側の筋肉が緊張して縮みます。同時に腕の外側の筋肉が緩み、伸びます。
腕を伸ばす動作を考えると、腕の外側の筋肉が緊張して引っ張ります。そして、腕の内側の筋肉は瞬時に牽引され緩み伸びます。
腕を上げたり下げたり、体の胴の表と裏、足も全てがそうで、こういう動きをする筋肉を拮抗筋といいます。
ですから人は歩いたり、座ったり、立ったり、重たい物を持ったり、運動したりはこうした拮抗筋の働きがちゃんと行われてるから、できるのです。
つまり体が硬く、思う様に動かなかったり体の痛みが出る原因は、
体を休めず限界以上の事をし続けたため、筋肉の疲労と緊張で筋肉が硬くなって血行が悪くなり、拮抗筋の働きが上手くできないために、付着している骨が歪み、関節の噛み合わせがずれるということになります。
また、人の身体は心にも非常に反応しますので、感情が身体に痛みとして表れる場合もあります。
痛みを取る、歪みを治すには、まずは全身の筋肉の疲労と緊張を取ることです。自然正体法、ヒーリング整体コースは、この拮抗筋の働きを正常に戻していきます。
冬場は特にしっかりケアすることをお勧めします。
院長 中村達也